|
指しゃぶりについて
|
|
|
なぜ指しゃぶりをするの?
諸説がありますが 1.生理的な行為
2.心理的な問題
3.意味の無い癖
上記が主な要因と考えられています。
指しゃぶりの影響は、期間、回数、吸う強さなど
によって個人差があります。
症状としては開口や出っ歯、異常舌癖などが生じます
それでは年齢的に原因と対処法をみてみましょう。
0〜2歳
この時期は母乳を吸うための本能的、反射的な行動として捉えられます。
また不安、退屈、不快などの精神的緊張をほぐすための代償的行為で、ある意味では赤ちゃんの精神の安定に役立っているともいえます。
実際に指しゃぶりをする子は、しない子に比べ寝つきが良く、ひどい夜鳴きは少ないと言われています。
よってこの時期は神経質に考えず、様子を見る程度で良いでしょう。
3〜4歳
この時期家族以外の社会生活の一歩を踏み出す時期です。
多くの子供は他に興味ある対象を見つけることで、いつの間にか止めていくか、または眠りにつく前だけとか回数が減っていきます。
ただ、この時期に幼稚園や保育園あるいは新しい兄弟の誕生など新しい環境が加わり周りの変化に順応しきれない苛立ちや焦り、寂しさなど心理的不安が生まれ、
そこに母と子の信頼関係が十分に確立されていないと、指しゃぶりを継続あるいは再び始める原因になりやすいと言われています。
多かれ少なかれ指しゃぶりの影響は出てきますが、止めれば自然に元に戻ります。指しゃぶりの影響を防ぐにはこの時期で指しゃぶりをうまく止めさせられるかどうかがポイントになります。
5〜6歳
この年齢になると急激に指しゃぶりをする子供の割合は減っていきます。
この時期になっても指しゃぶりをやめない原因としては、多くの例で“指をしゃぶる”癖が習慣的に身についてしまったと考えられます。
はつらつとした子供らしい生活を過ごしているようであれば心配ありませんが、そうでないようでしたらもう一度子供の周りの環境を見直してみては如何でしょうか
この時期の指しゃぶりは積極的にやめさせることを考えていくのが良いかと 思われます。
7歳以上
小学校へ通うようになると指しゃぶりが良くないことはわかる年齢なので、ほとんど見かけなくなります。が、しかしやる子は爪がみに変えたり、親の目の届かない所でしゃぶっていたりします。
習慣で意味無く続けている場合がほとんどなのですが、知的発達の問題や心理的要因、ストレス解消の手段にしている場合もあります。
よく原因がつかめないときは歯科医院で相談されてみたら如何でしょうか
この時期の指しゃぶりは歯並びだけでなく、成長に伴って歯を支える顎にも影響がおよび、いわゆる出っ歯がひどくなったり下顎の発育方向が下向きになり長い顔つきになります。
積極的に矯正の装置などを用いて悪い癖を止めさせていくことも考慮していく必要性もあるかと思います。
止めさせるにはどうすればいいの?
1.止めた良い理由を子供によく説明する
2.子供の気持ちを尊重する
3.頑張ったときは「誉める
4.子供の努力を形に表して記憶させる
5.目標(時間と期間)は徐々に高くする
6.ご褒美を事前に教えていく
7.小物を利用して指をしゃぶりにくくする
お母さんの役割
1.指しゃぶりに大して真剣に取り組む
2.指しゃぶりがしにくくなる生活環境づくり
3.たくさん誉めてあげる
4.スキンシップをはかる
5.家族の協力を求める
6.精神的な支えになる
7.口うるさく言い過ぎない
以上参考にしてみてください。
|
|